補聴器外来について
補聴器外来では、聞こえに対して日常生活で不便を感じており、補聴器を希望する方に検査を行い、補聴器装用について一緒に考えていきます。
認定補聴器技能者と連携し、患者さんの聞こえに合った補聴器の調整を行います。
補聴器の貸し出しをして、自宅など日常生活の中で試してもらうことが可能です。
再診時に自宅などの生活環境の中で使用した感覚を聞きながら調整を繰り返していき、患者さん一人ひとりに合った補聴器を一緒に作り上げていきます。
補聴器を使っていけそうだと判断された場合には、補聴器購入を検討してください。
補聴器を購入後も、補聴器を使用した検査を行いながら、細かい調整を続けていくことで、快適な聞こえを維持することが可能です。
補聴器について
補聴器は、家電量販店などで市販されていますが、メガネなどとは異なり、患者さんの聞こえに合わせた細かい調節によって快適に聞こえるようになります。
加齢性難聴のように徐々に聞こえが悪くなる場合は、脳が聞こえの悪い状態に慣れています。そのため、最初は補聴器から入ってくる音をうるさいと感じてしまうことが多くあります。補聴器を使い続けることで脳が音に慣れていき、うるさいと感じることがなくなっていきます。これを聴覚リハビリテーションと言います。
このように快適に聞こえるようになるまでに調整や慣れが必要となり、少なくとも2~3か月程度は時間がかかることがあります。
補聴器購入時の公費負担制度
聴力検査の結果、身体障害者の認定基準に該当する場合、お住まいの自治体から補聴器購入にかかる費用の一定額が支給されるか、補聴器の支給を受けることができます。自治体で申請用の申請書を受け取り、受診の際に持参してください。